性病の中には外科的手術が必要なものもあります
性病と聞くと、「ごく限られた一部の人が患うもの」というイメージはありませんか。しかし実際には、一度でも性行為を経験したことがある人なら、誰にでも感染のリスクがある病気です。一般的な性病は投薬による治療がほとんどですが、中には手術が必要になるケースもあります。詳しく紹介していきます。
手術が必要な性病の種類はコンジローム
一言で性病といっても、その種類は実に様々です。初期症状がほとんどないものから、放置すると恐ろしいことになってしまうものまで、非常に多くの種類が存在しています。性行為によるリスクを完全に回避するのが難しい場合、きちんとした知識を身につけて、自己防衛することが重要です。性病の中には、重症になると手術が必要になる病気もあり、それがコンジロームです。イボ状の突起物ができてしまう病気です。薬での治療だけでは不十分と判断されると、外科的手術によりイボを取り除くことになります。電気や凍結、レーザーなどを用いて、イボを処置していきます。
コンジローム感染、どのような流れで進むのか
手術は絶対に嫌だと考える方にとって、気になるのが「コンジロームとは、具体的にどのような病気なのか」という点です。病気の原因となるのは、ヒトパピローマウイルスです。ウイルスは、宿主から切り離されると、ごく短期間で死滅してしまいます。この特徴により、通常の生活をしていれば、人から人へと感染するケースは稀と言って良いでしょう。しかし性行為をしているときは、別です。性器や校門付近にできてしまったイボと、相手の皮膚や粘膜が直接触れ合うことによって、感染リスクが高まってしまいます。最初のうちはピンクや白の突起がごくわずかにできるだけですが、徐々にその数を増やしていってしまいます。重症化した患部の様子は、まるでカリフラワーのように見えます。
もしも放置したらどうなってしまうのか
このコンジロームは、放置しても残念ながら完治することはありません。むしろ症状が悪化すれば、ウイルスを制圧することが難しくなってしまいます。投薬や外科的手術で一時的には良くなったとしても、体調を崩したときなどに再発してしまうリスクがあります。大切なのは初期のうちにきちんと治療を行い、根気強く継続していくことで改善が期待できます。薬を用いた治療を行う場合には、患部に塗り薬を塗布します。しかし症状が悪化している場合や、なによりも即効性を期待する場合には、手術という方法が用いられます。病気をきちんと治すためには、必要なことですから、一度きちんと検査しておくと安心できます。
まとめ
性病の検査を受けるのは恥ずかしいから、と迷っている間に、どんどん症状が悪化してしまうことも考えられます。対面での検査が恥ずかしい場合には、郵送による検査キットも便利です。まずは自分自身の体を見極めることから始めてみてください。
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