性病の検査のタイミングを知っておこう

性病の検査のタイミングを知っておこう

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性病にかかっているかもしれないと感じたら受診しなければなりません。しかし、性病には潜伏期間があり、適切なタイミングで受診しなければ正確な結果を得られない場合があります。それぞれの病気の受診タイミングを知っておきましょう。

女性が発症しやすいカンジダの潜伏期間

カンジダ症はカンジダ真菌による感染症です。特に女性が繰り返し感染しやすい性病で、激しい痒みなどを感じるのが特徴です。2~7日が潜伏期間とされています。性行為でも感染しますが、抗生物質の服用、妊娠中、免疫力が低下している時にも発症しやすくなります。不安な性行為をした際はもちろんですが、心当たりのある行為がなくても痒みなどの自覚症状が出た際は検査をした方が良いでしょう。薬を使えば早期に治る病気ですが、症状が緩和されたからといって中途半端に治療をやめてしまうと完治しません。完治するまでしっかりと治療を続けましょう。

不安な時はすぐにクラミジアのチェックをしよう

クラミジアは感染力が強く、日本で最も感染者数の多い性病です。しかし、感染しても自覚症状のないケースも多いので気付かずに放置されることも少なくありません。女性の場合は、不妊症や子宮外妊娠の原因となることもありますのでよく注意しなければなりません。クラミジアは早い段階で結果が分かります。2、3日後には検査することができるので、特に自覚症状がない場合でも感染の疑いのある不安な性行為をした場合には、迷わずすぐに婦人科を受診した方が良いでしょう。早期発見をすることができれば、大きなトラブルに繋がるのを予防することができます。

HIVの正確な結果は3ヶ月以降

HIVはエイズ発症の原因となるウイルスです。潜伏期間に個人差があるウイルスですが、HIVに感染すると3週間後ぐらいに風邪のような症状が現れる場合があります。このウイルスはゆっくりと進行するため、 性行為をしてから3カ月ほど経過した後でないと正しい検査結果を得ることができません。感染の疑いのある性行為をした場合、3カ月も待つのは不安ですが、3カ月未満で検査を受けた場合、実際には感染しているのに陰性となるケースもあるので注意が必要です。その場合は、正確な結果を得るために、3カ月以降に再度受診すると良いでしょう。

まとめ

性病は早期治療することが大切ですが、適切なタイミングで受診をしなければ正しい結果を得られない場合があります。本当は感染しているのに陰性と出てしまわないように、潜伏期間などの病気に対する知識を持っておくことも大切です。

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